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不思議の国ニッポンのアリス

時事問題のブログです。他にもアート関連のブログをやってます。http://hayanosuke2.hatenadiary.jp/

東大教養学部卒業式での、石井洋二郎氏の式辞が話題に

平成26年度 教養学部学位記伝達式 式辞 - 総合情報 - 総合情報

私にとって東大はサイコパスの巣窟というイメージが強く、したがってそのホームページを見ようとは夢にも思わなかった。

言いたいことは「ネットの情報を鵜呑みにするな」という至極あたりまえのことだと思うが、東大を出た人でさえもコピペ記事やリツイート、ウソニュースに騙されうるということらしい。

大人になるためのリベラルアーツ: 思考演習12題

東大のリポートは厳しいだろうから、(自分一人でで書いていればの話だが)引用の際に文献を示すとか、何ページから引用したかとか、論文のルールはしっかり身についているはずである。しかしその文献が確かなものかどうかまでは調べないかもしれない。「東大の図書館に置いてあったのだから間違いない」のである。

東京大学「教養学部報」精選集: 「自分の才能が知りたい」ほか教養に関する論考

こういう話は卒業式ではなく、入学式にするべきだと思う。第一、受験自体が相も変わらず記憶力の訓練で(考える問題が増えたとはいえ)いやしくも自分でモノを考える人間は東大に入れない。(例外もいるが)そういう人間を集めておいて、「情報を疑え、批判精神を持て」と言うのは矛盾している。

第一、社会に出ればエリートであるほど、自分の属する会社や団体の意向に従わねばならない。批判精神など持っていては出世もできず、集団からはじき出される。それよりはいかに「空気」を読むかなのだ。残念ながら石井氏の式辞はその場にいた卒業生には程なく忘れ去られる。むしろ我々にとって有益なのである。この人の著書は出来るだけ読まなければ。新刊も楽しみである。

 「反知性主義」に陥らないための必読書70冊

勝海舟は下からの報告を全く信ぜず、いちいち自分で現場へ見に行ったという。江戸時代の情報もネットの情報並みだったのだろう。こういう態度が我々に求められている。

 

 この本を今読んでいるが、面白い!これだけ知的レベルの高い人でユーモアのセンスがあれば最強である。恐らく出版社から本の執筆依頼が殺到しているだろう。少し難しいかも知れないが、何度も読めば大丈夫だ。